「働く女性の健康課題と企業の生産性」のテーマで企業研修を行いました。

こんにちは。東京フォレスト産業医事務所です。
先日2026年3月6日に担当企業にて
「働く女性の健康課題と企業の生産性」のテーマで企業研修を行いました。
【 1 】 なぜ、今「働く女性の健康課題」についての研修が必要なのか?
先日、当事務所にて「働く女性の健康課題と企業の生産性」のテーマで企業研修を行いました。
今、日本が直面している大きな課題の一つに「ジェンダーギャップ指数」の低迷があります。(全146カ国中日本は118位)女性首相が誕生し、流れは変化してきていますが、企業活躍においてはまだまだ世界後進です。
なぜ、日本では女性の活躍が進まないのか。
働き盛りの年齢にある女性の身体は、男性と比較し、医学的にハンディキャップがあります。これは確かなことです。
・毎月の月経に伴うホルモン変動により心身の不調が業務に影響する。
・働き盛りの年代の女性ホルモンが影響する癌や疾病の有病率が高く、病気と両立して働く女性が多い。
この2点について、生産性にどの程度影響を与えているのかを認識する機会は少ないようです。
【 2 】 「体調の波」を個人の責任として放置していませんか?
生理痛や更年期症状によるパフォーマンスの低下。これを「体質だから仕方ない」「本人の自己管理が足りない」と、個人の責任として片付けてしまうのは、組織にとって大きなリスクです。
なぜなら、そこには「本人」と「会社」の双方が陥りやすい、負のループが隠れているからです。
1.「治療可能」という視点の欠如
月経困難症、PMS(月経前症候群)、更年期障害。これらは決して「甘え」ではなく、医学的なサポートが必要な症状であり、同時に「適切な治療で改善できる」ものです。 しかし、多くの女性が「これくらいは皆我慢しているはず」と、受診の選択肢を持たずに一人で抱え込んでいます。
2. 背景にある不調に気づけない組織
会社側も、表面的な「仕事のミス」や「効率の低下」だけを見て、その背景に健康課題があることに気づけません。 本人が不調を隠して無理を重ねれば重ねるほど、周囲とのコミュニケーションにズレが生じ、本来持っている能力が発揮できなくなっていきます。
3. 「離職」という最悪の結末
結果として、有能な女性社員が「このまま今の責任ある仕事を続けるのは無理だ」と限界を感じ、誰にも相談できないまま、将来を期待されていたリーダー候補の有能な女性社員が職場を去っていく……。こうした「健康起因の離職」は、企業にとって計り知れない損失です。
【3】 まずは「知ること」から、組織のアップデートを始めませんか?
女性の健康課題は、デリケートな問題だからこそ、放置すれば組織の大きなリスクとなります。しかし、正しい知識と対話の土壌があれば、それは「誰もが持てる力を最大限に発揮できる強い組織」へと変わるチャンスでもあります当事務所では、貴社のフェーズに合わせた柔軟なサポートを提供しています。
- 組織のリテラシー向上: 医学的エビデンスに基づき、アンコンシャス・バイアスを解消する「気づきのある社内研修」
- 個別の伴走支援: 医学的観点から一人ひとりの不調やキャリアの悩みに寄り添う「産業医面談・健康相談」
- 環境の仕組み化: 不調をタブー視せず、パフォーマンスを維持するための「社内制度へのアドバイス」
「何から手をつければいいかわからない」「現場の理解を得るのが難しい」といったお悩みも、まずはそのままお聞かせください。
私たちは、産業医という専門的な立場から、働く人と企業の未来を支えるパートナーでありたいと考えています。

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